[LB指数レポート] 2023/02/12 共同通信杯 ファントムシーフ・あすなろ賞 アイスグリーン・こぶし賞 モズメイメイ

中盤緩んだがテンの3Fはまずまず速く、トータルではクラス水準の流れ。そこから上がり3Fで指数を引き上げて基準値クリア。

100オーバーの上位勢も強く、それほど差はつかなかったが、先行抜け出しの完勝だった。ハイレベルな指数で安定しており、自分の力はいつも出し切ってくる。スムーズな展開を味方につければ本番でも頑張ってそうだ。

自己ベストタイの野路菊Sは「GReat!」勝利。今期の1勝クラス・オープン重賞で「GReat!」勝利した馬は、ファントムシーフ以外にビッグシーザー(中京2歳S108S)しかいない。昨期はイクイノックス(東スポ杯104S)・ナムラクレア(小倉2歳S96S)・ナミュール(赤松賞103S)のみ。

「GReat!」は高指数かつ伸びしろもあるという基準。昨期の該当馬を見ても、ピーク期間の長さを感じさせてくれる。

出遅れからペースの速い前半3F区間で追い上げてハナへ。さすがに残り200mで苦しくなったが、それでも高指数で踏ん張れている。

新馬「GReat!」勝利の通り相当の素質馬。2戦目の重賞でも結果を出して指数も上げて能力の確実性が増した。

直線で進路を探して右往左往したが、なんとか3着確保の伸び。惜敗が続いてしまっているが、今後の相手関係的に100台突入は良かった。あとは決め手強化の部分で「Good!」走破実績が欲しい。

全体的にハイレベルな流れからL1F11.8へ盛り返して基準値クリア。

残り800mを切ってから一気に進出しつつ末脚を持続。並ばれてからのもうひと伸びが良かった。久々の実戦だったが、成長に伴った力をしっかりつけている。小回りの中距離は良さそう。

指数は基準値に届かなかったが、楽に逃げたモズメイメイが後ろを見ながら余裕を持った追い出しが影響している。

つわぶき賞の95Sから指数を下げたが、そのぶん余裕の逃げ切り。着差以上の貫禄勝ちだった。デビュー2戦の推移はなかなか優秀。能力は100オーバー級だろう。

ここ2戦ペースに泣いているが、直線トップスピードはまずまず。展開のアシストがあれば一気差しと指数上昇があるかも知れない。