[LB指数レポート] 2023/05/28 第90回東京優駿(日本ダービー) タスティエーラ・白百合S バルサムノート
目次
東京11R 第90回東京優駿(日本ダービー) タスティエーラ
前半値103(↑1)→上がり3F値82(↓20)=93(↓9)
3歳OP重賞基準値=102(Good!=108)
レースラップ自体は極端なスローでもなかったが、バックストレッチで先頭から徐々に離れていった2番手以下は中盤で息が入るスロー。
レースを残り200mまでリードしたパクスオトマニカは2400mをクラシック級の指数で走る体力を欠いた。その結果上がり3F値が落ち込んでいるが、その印象とは真逆な上がり3F重点の伸SAが上位を占めた。その上位もレースラップを引き継いだ頃にはトップスピードのピークを少し過ぎていたように思う。
上位勢はレースラップに対して効率的に脚を使えていない。それが低指数の要因に繋がっている。
1着タスティエーラの指数推移
皐月賞は総合力型伸C走破のソールオリエンスに対して持久型伸E走破。高指数を出すというところではタスティエーラの方が若干不利だったが、それでもクラスック水準の指数で走破できていた。
末脚の破壊力はソールオリエンスが上だとしても、絶対的な能力差があるわけではなく、立ち回り次第で逆転できる。それを証明できたダービー勝利だった。
2着ソールオリエンスの指数推移
皐月賞と同じくタスティエーラを最終目標にする形になったが、今回はクビ差届かず。残り200mあたりからレーン騎手に外に張り出され続けた。レース通してそうかも知れないが、特に勝負どころで主導権を握られてしまった印象。
3着ハーツコンチェルトの指数推移
直線はソールオリエンスとの併せ馬になったがヒケを取らなかった。後方からポジションを上げて勝負した松山騎手のチャレンジに馬も応えた人馬一体の好走。高指数勝負への対応力は課題のままだが、素質の高さでクリアしたい。
京都11R 白百合S バルサムノート
前半値91(↓11)→上がり3F値105(↑3)=98(↓4)
3歳OP重賞基準値=102(Good!=108)
上がり3F値でリカバリーしきれず基準値に達しなかったが、水準範囲内はギリギリキープ。
1着バルサムノートの指数推移
「Good!」走破2回の基礎能力は高く、クラス水準決着なら確実に僅差に持ち込んでくる。
2着アイスグリーンの指数推移
ゴール前で勝ち馬に外から寄られつつも、ひるまず自己ベスト指数更新できた。
3着セオの指数推移
「Good!」走破2回の実力馬。前走の1勝クラスで負かした馬は相当強い。リステッドの壁に泣かされ続けているが、これからに期待したい。