[LB指数レポート] 2021/03/14 フィリーズレビュー シゲルピンクルビー・アネモネS アナザーリリック

阪神11R フィリーズレビュー シゲルピンクルビー

前半値103(↑6)L3F値74(↓23)=88(↓9)
3歳OP重賞基準値=97

直線やや踏ん張りを欠いて指数は低め。勝ち時計は過去10年最速だが、今年はもっと速い時計が出てもいい馬場だったのかも知れない。

1着シゲルピンクルビーの全指数

桜花賞2着110Sの姉シゲルピンクダイヤより先に重賞を勝ったが、その姉の指数推移は一貫してハイレベルだった。
(新馬3着95E→未勝利1着92B→チューリップ賞2着102B)

妹は今のところ「これは!」という指数実績がない。そこがどうだろう?

2着ヨカヨカの全指数

指数は同コースのファンタジーSとほぼ変わらなかった。ただ、その次走阪神JFのように、GⅠの舞台で上げてくるだけの能力はある。

指数勝負にならず展開面でもハマり待ちになるとしても、桜花賞への夢が尽きたわけではない。

3着ミニーアイルの全指数

残り200mあたりでは一瞬外から突き抜ける勢いだったが、最後伸びあぐねた。ベストは90台実績がある芝1200mかも知れない。

スタートまずまず互角に出せたことは収穫だった。

中山11R アネモネS アナザーリリック

前半値143(↑46)L3F値67(↓30)=105(↑8)
3歳OP重賞基準値=97

「Good!」クラス上位16%級(103~)
アナザーリリック・ジネストラ

ハイペースによる前半値143が効いた。道悪のパワフルなスピードで「Good!」達成。

芝コースは終日重馬場だったが急速に回復。とはいえ、水準まで戻りきらないコンディションで叩き出した1.34.8も速い。

推しデータ

3歳1~3月の芝1600m以上オープン重賞で、103以上をマークした牝馬(現3~6歳世代)

勝ったアナザーリリックだけではなく、ジネストラも強そうだ。

1着アナザーリリックの全指数

脚を余しながらも上昇力ある伸Sでクラス基準値クリアした前走菜の花賞。その伸びしろを発揮して有り余る105F勝利だった。

基本的にスローペースもハイペースもそつなくこなすタイプだが、能力を遺憾なく発揮する条件は、時計がかかる馬場でのハイペース。

近年の桜花賞はアネモネS組の存在感がまったく無いが、もし2020年のような道悪になったら、勝ち負けがあるかも知れない。

2着ジネストラの全指数

中山芝1600mで連続「Good!」走破中。(未勝利95F→アネモネS104F)

2走とも持久型伸F実績で、はっきりした特性がある。桜花賞の出走権を得たが、ニュージーランドTで見てみたい気もする。