[LB指数速報] 日曜版 2019/02/10 共同通信杯など

ダノンキングリーが制した東京11R共同通信杯が、クラス上位2.5%級108突破の「Excellent!」でした。

京都版

京都6R 3歳新馬 メイショウハナグシ

71A(78-84)
上位伸AAACA
一貫スローから上がり重点になりましたが、ややトップスピード不足で指数平凡。基準値78にはレースの上がり3F-0.5秒を要します。

ただ今の京都芝はトップスピードを望めませんし、残り200mで抜け出してからは余裕。上昇力は大きいかも知れません。

東京版

東京6R 3歳500万下 トオヤリトセイト

81S(91-98)
上位伸SASSA
前半一貫スローから強い上がり勝負でした。指数は平凡ですが、レースの上がり3F33.9で81Sが精一杯なら、クラスに見合った流れではなかったということです。

トオヤリトセイトはそのスローを追い込み。万両賞4着86Aも合わせてまだ真価が見えない馬ですが、3戦連続最速上がりのトップスピードに魅力あり。体力勝負をこなして指数を上げることができれば、かなり走る気配がします。

今後の予測値
3歳1~3月重賞級(96):91
3歳G1級(107):95

東京11R 共同通信杯 ダノンキングリー「Excellent!」

110A(96-102)
上位伸ABBCA
上位は伸AB優勢のスロー上がり勝負でした。仮にレースの上がり3F+0.9秒でもクラス基準値96ですからトップスピードの破壊力がすごい。重点であるL1F11.1の持続力もすごい。それに110まで上がったからにはベースとなる道中のラップもまずまずクラス水準だったのでしょう。

ダノンキングリーのひいらぎ賞1着99E「Good!」→共同通信杯1着110A「Excellent!」はクラシック候補。ひいらぎ賞は全馬伸Eのタフな地力勝負で高指数、今回は切れ味勝負で高指数ですからどんな競馬でも強い。あとは2000mだけです。

今後の予測値
3歳G1級(107):117

「Excellent!」クラス上位2.5%級突破
1着110Aダノンキングリー
2着108Bアドマイヤマーズ

「Good!」クラス上位16%級突破
3着103Bクラージュゲリエ
4着102Cフォッサマグナ

「Excellent!」を達成しながら敗れたアドマイヤマーズは結果切れ負け。もうちょっと飛ばせる展開だったなら違う結果だったかも知れませんが、99Eという世代屈指のしぶとさを持つダノンキングリーはそれでも抵抗した可能性が高いと見込みます。ただ勝ち負けはどうあれ、今回の結果でアドマイヤマーズにケチがつくことはありません。

「Good!」マークのクラージュゲリエフォッサマグナも伸SAを削って素直に上積み。今回は上位2頭が強すぎただけで、クラシック好走レベルには達しています。フォッサマグナはぜひとも権利取りたいですね。

データ班 東京11R 共同通信杯 ダノンキングリー

昨期(現4歳世代)時期・クラス問わず現オープン「Excellent!」108以上(オープン上位2.5%級)で3着以内実績がある馬。

後にフローラSを勝つサトノワルキューレと菊花賞2着馬エタリオウがレースレベルを引き上げたゆきやなぎ賞から3頭、弥生賞からダノンプレミアムがピックアップされました。いずれもクラシックを勝つことができませんでしたが、主力とするには十分な馬が並びます。

小倉版

小倉5R 3歳新馬 カレンモエ

81C(78-84)
上位伸CDBCB
3F34.6-L3F36.1のバランスは、小倉芝1200mとして標準的なスピード戦。時計はかかりましたが小倉はそういう馬場でした。

L1F12.4へ失速しましたが12.6秒でも基準値78。しかも先行から余裕の入線で押し切り。能力は水準の域を出ませんが、父がロードカナロアに変わって母のいいところを引き出せていそうです。将来性に期待です。

その他の勝ち馬から

雄大な末脚で差し切りの東京5R未勝利88Bニシノカツナリ。新馬3着80Sのトップスピードもまずまずで総合力は高そう。500万下水準なら対応できます。

レースの上がり3F37.4ハイペースを差し切った京都5R未勝利82Eマルモネオフォース。ここまで来ると展開より能力が勝因です。すでに89C実績がありますので力勝負なら次も好走あるかも知れません。