これまでの新馬「Good!」達成馬を振り返り。やっぱりリアアメリアはクラシック級!
2歳6~7月新馬戦での「Good!」達成馬を、現3~4歳世代と比較してみました。毎年クラシック路線の活躍馬が出る条件ですので、参考になれば幸いです。
目次
新馬2歳6~7月
「Good!」=LB指数83以上
4歳世代(2015年産)
現4歳世代はダービー制覇ワグネリアンと朝日杯FS制覇ダノンプレミアムが断然の実績です。
この2頭以外はコスモインザハートが何とか期間内2勝目をあげたとはいえ、函館芝1800mをレコード勝利クリノクーニング、後にクラシックで活躍するジェネラーレウーノを完封シスターフラッグは期待ほど活躍できず。
…といった具合に振り幅が大きめではありますが、2/5の高確率でGⅠ馬を輩出した一撃必殺の世代です。
3歳世代(2016年産)
2歳戦開幕週のマイル戦を驚愕の1.33.6で制したグランアレグリアが桜花賞制覇。
その他ウィクトーリアがフローラS勝利、カテドラルが野路菊S勝利からNHKマイルカップ3着、アンブロークンが新潟2歳S2着。残るアフランシールとエルモンストロもダービーまでの期間内に2勝達成。
破壊力では4歳世代と比べて見劣りますが、平均指数の高さを武器に結果を出した世代と言えるでしょう。
2歳世代(2017年産)
そして今期。
3~4歳世代GⅠ馬ワグネリアン・ダノンプレミアム・グランアレグリアとの共通点「ディープインパクト産駒」という点ではリアアメリアが最もクラシックに近そうです。
96Sワグネリアンのような「上がり3Fがスピード違反」だったり、98Bグランアレグリアのような「時計がスピード違反」というレベルには至りませんが、この2頭はヘンリーバローズとダノンファンタジーという強力な助っ人からのアシストを受けています。
助っ人不在でダノンプレミアム超え、しかも6月、さらに2歳開幕週実績であることを踏まえると、まずクラシック級。仮にクラシックを取りこぼしたとしてもどこかでGⅠ勝つと言い切ってしまっても良いレベルです。
続くはやはりノーザンF勢。ノーザンF生産ウィクトーリア・カテドラル・アンブロークン・グランアレグリア・ワグネリアンと共通するレッドヴェイパー、タイセイビジョンです。(リアアメリアも該当)
両馬とも函館2歳S予定で有力馬になりそうですが、1600mに対応できれば3歳春を見据えて良いレベルの馬。仮に負けたとしても余程致命的な負け方でなければケチはつきません。
その半面1600m実績であるヤマニンエルモサは道悪勝利ということでパワー型かも知れませんが、距離適性はすでに桜花賞向き。中京2歳S予定ですが、恐らく1番人気であろう超良血ラインベックを破るようなら指数次第で大きく前進でしょう。
ワンペースのスピード押しで強いエレナアヴァンティは1200m路線で活躍しそうですが、1400~1600mでも引っ張る競馬ならうるさい存在になるかも知れません。