[LB指数レポート] 2022/05/07 京都新聞杯 アスクワイルドモア・プリンシパルS セイウンハーデス・3歳1勝C ニシノスーベニア・タガノフィナーレ
目次
中京11R 京都新聞杯 アスクワイルドモア
前半値132(↑30)→上がり3F値79(↓23)=106(↑4)
3歳OP重賞基準値=102
中団のイン追走から直線外に出して差し切ったアスクワイルドモア。
芝2200mの日本レコード勝利。開幕週の中京芝は相当の高速馬場で、かつ前半早い流れがアシストしているとはいえ、上がり3Fよく踏ん張った。
1着アスクワイルドモアの指数推移
前走きさらぎ賞から間隔が空いたが、それにふさわしい成長力を備えて戻ってきた。
自らが積極的にレースを作るタイプではなく、それが展開的にうまくいった面はあるが、一気に強くなったことを指数値で匂わせている。
ダービーでも時計勝負になったらあなどれない。
2着ヴェローナシチーの指数推移
厳しい流れを早仕掛けから耐えに耐えて、並ばれてからも抵抗。勝ち味の遅さは相変わらずだが、本格化のムードが漂う持久力を見せてくれた。
3着ボルドグフーシュの指数推移
スタートでぶつけられたこともあり、最後方からの直線勝負。伸F中心の厳しい展開は向いたが、高指数決着を突っ込んできたように底力がある。エリカ賞の頃は激戦に耐えられなかったが、それを克服しつつある。
東京11R プリンシパルS セイウンハーデス
前半値118(↑16)→上がり3F値87(↓15)=103(↑1)
3歳OP重賞基準値=102
セイウンハーデスが4~5番手追走から直線抜け出し。この時期のリステッドとしては水準指数だが、トップレベルが射程圏内に入るレベルではある。
1着セイウンハーデスの指数推移
これまで高指数実績がなかったが、こぶし賞と毎日杯では強敵相手に健闘。そこで鍛えられたのだろうし、コースや距離との相性も良いのかもしれない。
2着キングズパレスの指数推移
復帰後の3歳戦で好調。未勝利突破に手間取ったが、ここ2戦は強い。指数も2勝クラス突破レベルまで上がってきた。
3着マイネルクリソーラの指数推移
初勝利の未勝利戦以降、常にクラス水準で走破できている。強敵にもまれた経験を自己条件なら活かせるだろう。
東京7R 3歳1勝C ニシノスーベニア
前半値77(↓19)→上がり3F値114(↑18)=96(±0)
3歳1勝クラス基準値=96
スロー後方も、イン徹底の立ち回りが良かったニシノスーベニア。指数は水準だが、伸S優勢の構成なら十分リカバリーできている。
1着ニシノスーベニアの指数推移
スタートが不安定で後方になりがちだが、今回はまずまず五分に出た。さらにもう少し攻めても耐えてくれそうな上がり3F33.1と伸S。スタート次第ではあるが、作戦の幅が広がりそうな勝利だった。
2着スクルトゥーラの指数推移
新馬戦「Good!」勝利以降は足踏みが続くが、指数推移は優秀。この距離なら上のクラスでも通用するだろう。
3着フミバレンタインの指数推移
出遅れから折り合いを欠いて上がっていったが、直線トップスピード持続。持久型伸Eで粘った菜の花賞も含め、荒削りではあるが基礎スピードの高さは感じる。
中京6R 3歳1勝C タガノフィナーレ
前半値64(↓32)→上がり3F値118(↑22)=91(↓5)
3歳1勝クラス基準値=96
タガノフィナーレがスローペースを中盤から引き離して逃げ切り。全馬伸Sの超スローが響いて指数は上がらなかった。
1着タガノフィナーレの指数推移
近走不振かつ指数停滞も自己ベストマーク。スローペースからの直線トップスピード強化には成功している。
2着ディオの指数推移
「Good!」走破が2度の実力馬だが、今回は力を引き出せる展開にならなかった。
3着アストロフィライトの指数推移
新馬戦の「Good!」+伸S勝利は好素質。展開的に不運な競馬が続いており、爆発力を秘めたまま。