[先週のLB指数] 2019/05/26 東京優駿(日本ダービー)・白百合Sなど

京都11R 白百合S レッドアネモス

3歳OP重賞基準値=102
前半指数75(↓27)→L3F指数123(↑21)
指数差48:強・L3F重点型

スロー先行から直線イン抜け出し。指数はクラス基準値に少し足りませんが、伸SA中心なら十分基準値レベルです。

コントラチェックを封じたサフラン賞99Sも含めて、スローなら高いトップスピードを発揮します。

そのトップスピードはオープン重賞レベルだと思いますが、体力勝負ではまだ甘い。上級クラスでも安定好走するための課題はそこでしょう。

東京11R 東京優駿(日本ダービー) ロジャーバローズ

3歳OP重賞基準値=102
前半指数130(↑28)→L3F指数64(↓38)
指数差66:強・前半重点型

ハイペース単独2番手から粘ったロジャーバローズ。レースレコード決着に対しての指数はかなり低くなってしまいました。その要因は「高速馬場とハイペース」の影響が濃く出すぎてしまったことです。この2つを補正すると実質的な時計はダービー基準値を0.2~0.3秒超える程度に収まりますので、時計的にはレースレコードの印象ほど評価されないかも知れませんし、欲張りではありますがLB指数的には時計短縮の余地が残されているかも知れません。

ロジャーバローズは総合力が問われる素直なラップ推移での高指数勝負に不安が残りますが、ビュンビュン飛ばしてラップバランスを崩し、指数が抑えられる競馬で強い。ただ、後ろがついてくるようだと京都新聞杯のように差し切られることもあるので、ある程度後ろを離して直線に入る今回のようなポジションは勝利という点で理想的でした。

そして2~4着に並んでしまった3強。縦長2頭ポツンポツンのハイペースになった時点で難しい競馬になってしまいました。3頭とも伸DE走破なので追走に脚を使っており、早めに出しても末が甘くなってしまいます。

比較的前目から早めに追い上げたダノンキングリーが伸Eながらあと一歩に迫ったところを見るとダノンのポジションでは早めで正解。その半面、出負け後方サートゥルナーリアは早めが災いしてヴェロックスに差し返されてしまったほどなので、結果的に中団より後ろが勝つためには、ロジャーの失速に賭けるしかありませんでした。

いずれにしても3強はベスト指数には程遠く、力を出し切れない展開になってしまったことに加え、ロジャーがバタバタにならずL1F12.0で踏ん張ってしまったことが致命傷。正攻法なら3強の信頼度が揺るぐことはありません。

京都6R 3歳500万下 シャンデリアムーン

3歳500万下基準値=97
前半指数83(↓14)→L3F指数110(↑13)
指数差27:L3F重点型

1200m戦上位A~C中心はスロー先行抜け出しですが、前走5着ながら96E実績あり。緩急は問わないタイプです。

東京6R 3歳500万下 ブーザー

3歳500万下基準値=97
前半指数104(↑7)→L3F指数93(↓4)
指数差11:平均型

伸Eながらクラス基準値クリアで逃げ粘りは粘り強いです。

東京4R 3歳未勝利 モンブランテソーロ

3歳未勝利基準値=86
前半指数69(↓17)→L3F指数110(↑24)
指数差41:強・L3F重点型

京都3R 3歳未勝利 ゴットフルール

3歳未勝利基準値=86
前半指数94(↑8)→L3F指数106(↑20)
指数差12:平均型

「Excellent!」クラス上位2.5%級突破(98以上)
ゴットフルール・ブラックハーデス

「Good!」クラス上位16%級突破(93以上)
メロディーレーン・アテンポラル・レッドレイル・リリーエンデヴァー・メルテール

中盤13秒台3つは強め中弛みに見えますが、これは緩急強めだった逃げ馬だけ。2番手以下は逃げ馬に惑わされずコースなりに平均的なペースでした。

ペースアップしてからのL5F12.5-11.7-11.7-11.5-11.9は一貫して早く、特にL3Fすべて11秒台に楽々対応したゴットフルールのトップスピード持続力は、飛び級でも通用するでしょう。

京都2R 3歳未勝利 コパノケネディー

3歳未勝利基準値=86
前半指数117(↑31)→L3F指数35(↓51)
指数差82:強・前半重点型