【第2ラウンド オークス編】「紅白対決」ソダシVSアカイトリノムスメ。勝つのはどっちだ?

金子オーナーの「紅白対決」第1ラウンド桜花賞の続編。今回はオークス編です。

第1ラウンドの見解は、2歳重賞を飛び抜けた指数で勝つような馬(ソダシ)は、明け3歳の重賞をそれほど高くない指数で勝った馬(アカイトリノムスメ)より圧倒的に有利である。ということでした。

桜花賞はソダシがアカイトリノムスメに0.2秒差をつけて勝ちましたが、その指数と内容によって力関係がどのくらい変化したのでしょうか?

第1ラウンドで使った指数データを元に、第2ラウンドのオークスに向けて考えてみたいと思います。

ソダシ該当:2歳時に103以上で重賞を勝った馬(現4~6歳世代)

103という指数は3歳1~3月期の重賞基準値。それを先取りする形で重賞を制した馬は完成度の高さに疑いなく、さらに成長することでスーパーホースになり得る存在です。

該当馬がクラシック初戦の桜花賞と皐月賞で連対した場合、その次走もコントレイルがダービー1着、レシステンシアがNHKマイルC2着、サリオスがダービー2着と、すべて連対しています。

ソダシは距離不安を抱えているとは言え、それを超える信頼度を得たと見て良さそう。世代限定なら能力の違いで2400mもこなしてくれるでしょう。

桜花賞はサトノレイナスとの同率指数1位でしたが、サトノレイナスのダービー出走によって、単独指数1位での出走も追い風です。

アカイトリノムスメ該当:3歳1~3月重賞をクラス基準値97未満で勝った馬(現4~6歳世代)

指数決定値は「流れ+メンバーレベル」に大きく左右されますが、水準もしくは下位指数での勝利。高指数が効いてくる3歳1~3月期として、単発では信頼しきれないレベルです。

該当馬の桜花賞&皐月賞成績は「0-0-1-10」。掲示板に入った馬は桜花賞3着クロノジェネシスと桜花賞5着ミヤマザクラのみ。桜花賞4着で掲示板を確保したアカイトリノムスメは、厳しいセレクションに耐えて、第1段階クリアに成功したと言えるでしょう。

オークスはクロノジェネシスが指数1位タイで3着、ミヤマザクラが指数15位で7着。

アカイトリノムスメは指数4位見込み。指数15位での出走だった桜花賞と比べたら、確実に差は詰まっており、どちらかといえばクロノジェネシス寄り。

まとめ

桜花賞はソダシが指数1位タイ、アカイトリノムスメが指数15位。オークスはソダシが指数1位、アカイトリノムスメが指数4位見込み。

ソダシはポテンシャルへの信頼度をさらに上げ、アカイトリノムスメはポテンシャルの高さを証明できた桜花賞。

引き続きソダシ有利に変わりありませんが、桜花賞の戦前ほど力量差は大きくありませんし、比較材料としてクロノジェネシスが出た以上、完成形はアカイトリノムスメが勝るかも知れません。