2019年2歳戦終了。ここまでの「Good!」勝利リスト

今期の2歳馬(2017年産)の「Good!」勝利馬をクラス別にまとめました。
※芝1200m以下除く。
※「Good!」とは、クラス別に設定した「クラス上位16%級値」を意味します。詳しい数値はこちらをご覧下さい。

オープンクラス

「Good!」基準値
6~8月=91以上
9~12月=101以上

「実績上位+高指数」は、クラシックシーズンで活躍する可能性が最も高い条件です。

このクラスで2回達成のコントレイル、準2回のレシステンシア(阪神JF1着99F)とサリオス(朝日杯FS1着100F)の打点はすでにクラシックレベル(クラシック基準値106)。評判通りに桜花賞&皐月賞の最有力でしょう。

一息入った阪神JFで、これまでのスローペースとは真逆のハイペースに飲み込まれたウーマンズハート。時計勝負ではレシステンシア有利ですが、持ち味の切れ味を少しでも生かせる展開になれば新潟2歳S98Sの瞬発力が炸裂するかも知れません。

参考:2017~18年該当馬

1勝クラス

「Good!」基準値
9~12月=98以上

2歳戦に限ればオープン重賞クラスと大きな指数差がない1勝クラス。レースごとのメンバーレベルはやや落ちる傾向とは言え、活躍率はオープン重賞に次ぎます。

マルターズディオサはサフラン賞のほか、未勝利クラスでも「Good!」勝利実績あり。ポテンシャルへの信頼度高く、阪神JF2着91Fで結果を出しました。これまで負けた馬はレシステンシアウーマンズハートのみ。成長力で逆転を狙えるポジションに付けています。

エリカ賞1着103Bヒュッゲは、未勝利1.1秒差の圧勝からの連勝+高指数に注目。持続力と切れ味が高次元で融合した総合力の高さがセールスポイントです。重賞でも結果を出すようなら、その指数に関わらず有力候補です。

葉牡丹賞2歳レコード勝利グランデマーレは、新馬86Aも現基準で「Good!」という相当の素質馬ですが、骨折リタイアが残念過ぎます。

参考:2017~18年該当馬

未勝利クラス

「Good!」基準値
6~8月=86以上
9~12月=91以上

出世頭は阪神JF2着マルターズディオサ、京都2歳S2着ミヤマザクラ。その他は…昇級後跳ね返された馬も多い。ただ、活躍馬と力及ばなかった馬の振り幅が広い傾向は例年のこと。この中から活躍する馬が現れるはずです。

その筆頭候補はシルヴェリオ。幻のクラシック馬と呼ばれる兄シルバーステートとヘンリーバローズが2歳時に出した99に並んでおり、勝ち上がりは遅れましたが、互角の素質であることを証明。切れ味勝負よりは力勝負向きで、昇級後にも不安なし。

以下、底見せていないゼノヴァース・ディープボンド・スワーヴドン・エピファレーヌ・インザムービー。阪神JFで跳ね返されるも、1勝クラスで巻き返したクリスティの反撃に期待です。

新馬クラス

「Good!」基準値
6~8月=83以上
9~12月=86以上

代表馬はアルテミスS勝利リアアメリア・京王杯2歳S勝利タイセイビジョン・新潟2歳S勝利ウーマンズハート・葉牡丹賞勝利グランデマーレ

次走以降苦戦している馬も多少いますが、不安よりは期待が勝る条件です。

今後が楽しみな存在は、牡馬ヴァーダイト・牝馬スカイグルーヴを筆頭にサトノシャローム・バルトリ・ルーツドール・シーズンズギフト・サトノインプレッサ・フィリオアレグロ・ポレンティアあたり。

また、2戦目敗れたブレッシングレインと勝ちきれないダーリントンホールは、ぜひ巻き返して欲しい2頭です。

おまけ:「Good!」じゃないけどクラス基準値以上+伸ランクS勝利

6~8月=74S~82S
9~12月=79S~85S

※伸ランクとは?詳細はこちらをご覧下さい。

「Good!」勢も真っ青な実績馬が並びました。新馬戦は数字の大きさよりも「そこそこの数字で伸びしろ残し」が重要なのかも知れません。

代表馬はコントレイル・アルジャンナ・クラヴァシュドール・マイラプソディ・レッドベルジュール・ワーケア

それらに加わるとしたら、ストーンリッジ・アカノニジュウイチ・カトゥルスフェリスが有力ですが、敗戦が続くギルデッドミラーもまだ絶望的ではありません。