[LB指数レポート] 2022/10/08 サウジアラビアRC ドルチェモア

好スタートを決めて、大逃げのグラニットから10馬身以上離れた馬群の単独2番手。直線に入っても大きな差があったが、ジリジリと差を縮めつつ、残り200mを切ってグラニットが苦しくなったところを一気に抜き去った。

持久型伸Fグラニットのペースは速く、2番手以下の瞬発型伸SA勢のペースはスロー。伸ランク構成は両極端。

前と後ろのポジショニングが噛み合わず、グラニットのポテンシャルが色濃く出過ぎた指数決着だった。

新馬「Good!」勝利からの重賞連勝。この条件で昨期該当する馬はジオグリフ・イクイノックス・ダノンベルーガだけ。新馬戦から指数を下げたが、それはジオグリフも同様だった(新馬1着87S→札幌2歳S1着82D）

指数的にはこれからだが、朝日杯FSレベルの100前後に持ち上げるだけの素質はありそうだ。

苦しい持久型伸Fでも指数を壊滅させず、持ち指数なりの力は出せている。接近戦でも伸EF中心のタフな競馬なら、案外底力で残すかもしれない。

安定感があり、重賞でも結果を出せた。あとは能力を裏付ける指数が欲しい。